2024 / 05 |
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今迄、知っていたはずですが無意識でした。
言葉で聞いて、改めて意識し納得しました。
音楽の指導で、
音は重ねても、10個重ねても100個重ねても
一つも見えなくならないんだよ。
全て聞こえるんだよ。
とある番組で、指揮者がおっしゃっていました。
あーそうよねぇ
今迄、意識したことありませんでした。
当たり前に無意識のことでした。
でも、言われて思い返してみれば
きちんと練習できている時、集中できている時は
他の音を沢山、聞くことが出来ます。
沢山の音の中の居心地の良い場所に
自分の音を落着かせる事が出来ます。
多くの人と共に一つのものを作り出す。
自分が大きな機械の歯車の一つや生き物の細胞の一つとして
欠けてはならないものとなっていることを感ずる時です。
快感。
早く風邪を治して、音の重なりの中に入らなくちゃ。
というわけでも・・・・あるようなないような・・・
オペラ「仮面舞踏会」を観に行きました。
”オペラ”です。ジャニーズじゃありません。
来年、私が参加している団体では仮面舞踏会を上演するという噂。
そんな時、友人から「仮面舞踏会」で占い師ウルリカを歌うという連絡。
あら~丁度いいじゃない。
予習できるし。
(それより今年の演目の練習はどうなってる?>私)
友人、頑張っていました。
彼女は音大出ているわけではないはず。
(プログラムにも書いていなかったし)
それが音大出の専門家と一緒に歌って。
動きも大きく動けていたし。
それって重要だと思います。
正直言って今回の舞台には
やたら動きが細かくて日本人していて・・・という方がいましたから。
でも友人は身振りも大きかった。
大柄な彼女が大きく動けているのでイイ感じです。
ただねぇ。
どなたの配役だったのでしょうねぇ。
彼女の元々のニンは占い師ではないのよねぇ。
本人もわかっていたけど(^^)
性格の明るさが表に出ていて、
非常に明るい陽性の占い師でした。
何だか悪い占いすら楽しげ・・・?!
これでいいのか!占い師(爆)
でも見ていて、友人だからでしょうか。
「いっか」
と思えてしまったのは。
それも彼女のキャラ何でしょうねぇ。
わかりやすい舞台でしたし、
楽しかったですよ~♪
知人も出演しているし、縁もある公演なので
お手伝いもできたら、2日間公演、両方拝見。
合唱は同じ方々ですが、ソリストは交代。
面白いですねぇ。
ソリストが変わると、全く異なる作品になります。
異なる舞台になることは何回も観ていてわかっているのですが
それでも毎回毎回、面白いなぁと思います。
どこまでアドリブなのか判別のつかない台詞の方。
キッチリ作り上げてくる方。
動作の受けている方。
台詞の受けている方。
出てきただけで笑いを取っている方。
同じ役を演じていても、全く異なる人物像。
役を演ずる方の個性でしょうねぇ。
どういうやり方が良いとか悪いとかはないと思います。
観客側の好みの問題。
それだけに演ずるということは難しいでしょうねぇ。
全ての観客に好まれる演技はないでしょうから。
好みからすれば、
アドリブとも決め事ともつかない演技が好み。
あと、どちらかというと「やりすぎ」気味なのが好き。
江戸っ子な間合いも好き。
って意味通じないかしらねぇ・・・(^^ゞ
と、好みは色々ありますし、
観ながら喧しい勝手なダメも言いますが。
自分では絶対に出来ないでしょうねぇ。
勝手な言いたい放題な観客が気楽でいいわ(^^)
某ニューイヤーオペラコンサートをTVで観ていました。
ベテランから新人まで素晴らしいオペラ歌手が
有名なオペラを歌い、
合唱も有名なプロ団体が歌い、演じていました。
今年のメインオペラはカルメン。
私も素人団体で何度も日本語や原語(仏語)で
歌い芝居したことのある作品。
自ずとプロの歌、芝居を参考にしたく、
一生懸命に合唱の方々を見てしまいます。
が・・・。
しかし。
え~?この芝居って・・・???
暴言かもしれませんが
この芝居、演技、私達と余り変わりないような・・・
姿勢や仕草も私達によく見られがちな・・・
これってどういうことかしら?
TVに映っていた方々が・・・・・・なのか(-_-;)
それとも私達の団体も棄てたものではない?
観ながらカルメンを原語で歌おうとしたら
日本語の歌詞しか出てこなくて我ながらガッカリ。
原語の歌詞って忘れてました(T_T)
というわけで(?)
日生劇場にオペラ「夕鶴」を観に行ってきた。
2日間公演があり、Wキャストだった。
観たのは「これから」という若手の公演。
若手なのでかなり心配だったのだが・・・
夕鶴は多分、どなたでもご存知の話。
鶴女房とか鶴の恩返しという名で知られていると思う。
この話は「つう」が如何に「つう」らしいか、が勝負。
今回の若いソプラノ白木あいさんはとても美しい声で
適役に思えた。
「与ひょう」も朴訥な感じが出ていたし、
「運ず」も「惣ど」もオペラ歌手の割りに和物していた(^_^;)
多少、動きが洋物して腰が高かったり、
腰の落とし方が不自然なこともあったけど、
これはオペラ歌手にはありがちなことで、
彼らだけを責められない。
装置も照明も非常に美しく、
ひとつひとつを見ると決して和風ではないのに
日本的な雰囲気を作り出していて違和感がなかった。
気になったのは演出(?)
「つう」の登場退場は必ず手を拡げ
鳥の姿を模した動きを表現していたのだが違和感。
子供が鳥の真似をして遊ぶ振りつけのようだった。
そんな格好させずとも鶴らしさを表現できると思う。
もう一つ、「つう」の動きで、
家の中で小道具(肌掛けやらお櫃やら)を出したり片付ける為に
舞台袖に出たり入ったり。
その動きがうるさかった。
もっと舞台隅に置くとか黒子が片付けるとかできたと思う。
さらに。
「つう」の機織りを覗く場面。
「運ず」も「惣ど」も「与ひょう」もみんな
舞台袖に完全にハケてから出てきて驚く。
それって「覗く」のではなく「見に行ってる」ように見える。
何かニュアンスが違う。
全体としては哀れな空気に満ちた切ない作品になってた。
それだけに、この3点。
何とかして欲しかったなぁ。
ちょっと安直で手抜きしたように見えたもの。
惜しいなぁ。
久し振りに日生劇場へ。
大好きな劇場の一つ。
いつ行っても良い劇場だと思う。
日生劇場は懐かしい、私の観劇歴の基となる場所。
その頃は全く舞台に興味なかったのだが、
初めての日生劇場は多分、小学生の時、
劇団四季のこどもミュージカルだったと思う。
ジョン万次郎の話だった。
「黒船が来たぞ~」という台詞と
グランドサークル(中二階席)に観ていて、すぐそばに俳優さんが来たこと。
その程度しか記憶にない。
その次は、小学生の時のことなんてすっかり忘れてたけど
やはり劇団四季のジーザス・クライスト・スーパースター。
今をときめく山口祐一郎さんのデビュー公演。
市村正親さんを観たくて出かけ、ノックアウト。
観劇フリークまっしぐら。
あれからどれほど日生劇場に通った事だろう。
劇団四季といえば日生劇場だったから。
四季が自前の劇場で公演するようになってから
行く機会も減ったけど、それでもたまに行くと
「いい劇場だなぁ」と思う。
建物に入り、客席に至るまでの階段の雰囲気もいいし、
客席内の内装も、舞台からの距離も心地良い。
そして、終演後。
外から灯りの入った建物の風情が非常に美しい。
この中で夢の世界に旅していたと思うと嬉しい。
いつまでもこの姿で観客を夢の世界に運んで欲しい。
先日書いた「ちょっと鬱陶しい」にコメントを寄せてくださった
うさぎさんから御質問頂いたので、
年に1~2度、参加している合唱について少々。
高校の頃、地元の市民合唱団に参加したのが始まりかな?
その合唱団は色々な曲を歌う団体。
バッハやらラテン語やら日本の合唱組曲に日本歌曲。
初めて5拍子の歌を歌ったのもこの時。
それから第九やマーラーなどを経て、
元来の舞台好きの心が騒ぎ、今はオペラ・オペレッタばかり。
練習したり暗譜する時間もなかなか取れないので
(怠け者ともいうが)
年に1回か2回くらいだけ、
衣裳をつけてメイクをして舞台に乗り、
非日常の世界に離脱!
なんてことをやっている。
よく3日やったら止められないって言うけど、
本当に、止められない(^^)
今迄の出演記録(大げさだな、参加記録ね)は
My SiteのMy Theatreをご覧j下さい。
妙に偏った(?)曲が並んでいると思うけど(笑)
先月、録画しておいたベルリン・フィルを見た。
曲名だけで録画しておいたのだが、
指揮が友人も大絶賛していたラトルだった!
うわぁ~♪
ってわけで、思わずヴォーカルスコアを出してきた。
勿論、一緒に歌う為(^^)v
魅力ある音楽創りでテレビ越しに一緒に歌っていても楽しい。
この曲は遊び心の溢れる人でないと表現できないんじゃないかな。
時々映るラトルの指揮も表情豊か。
何を要求しているのか、よくわかる。
いいなぁ、こんな指揮者の為に歌いたいなぁ
と、素人のくせに実力も省みず図々しい望み・・・(^^ゞ
TV放送なので日本語訳が出ている。
いつも思うのだけど、どうせ字幕を出すなら、
日本語訳だけでなく原語も出してくれればいいのに。
そうすればスコア出してこなくても済むのになぁ。
デジタル放送だと原語も出るのかな?
でも可笑しかったのは一部分、訳を端折ってた。
その部分は私も「訳不可能」と習ったところ。
ていうか、訳すととんでもない言葉になるので・・・と教わった。
やはり倫理規定に引っかかるのね(^_^;)
それにしても改めて訳を見ると、
シュールでもあり、生々しくもあり、生きることに貪欲。
そしてドラマティック。
演奏が終わった途端、テレビに映る観客と一緒に
歓声をあげ拍手してしまった。
この録画、永久保存版にしようっと。