2025 / 05 |
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ヴォルフガング。
すっきりさわやか系の井上くん
こってり(?)熱血系の中川くん
と思っていたら・・・・・
久し振りに観た井上くんの熱いこと!
どうしちゃった?
途中、こめかみからすっと流れる一筋の汗を目にして
「へぇ~井上くんでも汗ってかくんだ~!」
と変な感動をしたのは序の口だった。
シカネーダと出合ったところでは乗り乗りだったし、
ともかく、よく動く。
初日、こんなに動いてなかったような。
ラストではシャツの色が変わるほどの汗をかき、
俯き加減の場面では顔から滝のように汗がしたたっていた。
どんどん追い詰められていく感じが非常に伝わってきた。
何かに取り憑かれていそうな熱い迫力!
中川くんのヴォルフガングを観た時
まず感情があって、そこに音を従えている感じがした。
井上くんは反対でまずスコアがあって、
そのスコアの一音一音を読み解いて感情にしている気がする。
これはどっちが良い悪いではなく、好みや方法の違いだろう。
中川くんはポップス(でいい?)出身らしい方法だし、
クラシック出身の井上くんも"らしい"方法だと思う。
ここにきて井上くんは何かひとつ壁を乗り越えたんじゃないか
そんな気がした。
熱い中川くん好きだったのだけど、
熱くなった井上くん、かなりいい♪
市村さんも初日に比べると、一段と熱く深く密度が高くなっていた。
ちょっと声お疲れ?な気もしたけど(2回公演だものねぇ)
変わらず熱い舞台。
身体に気をつけて頑張って欲しいなぁ。
間近になり、稽古にはソリストも大勢。
やはりソリストが入ると俄然、雰囲気が出来てくる。
楽しい。
それに引き換え、自分の出来なさ加減ときたら・・・(-_-;)
相変わらず「やる気ある???」状態。
練習では近くに声の通るソリストと
耳が痛くなるような声を出す合唱に囲まれて
難聴になりゃしないか、それが心配。
いや、マジで歌っている間、耳がジンジンした。
耳が、と思うと歌う気分も削がれ、
自分の声なんて全く聞こえない状態も。
早く本番にならないかなぁ。
早く舞台に乗りたい。
それなら早く覚えなさい!
と自分で叱咤しつつも、
覚えないうちに早くも練習に飽きているのが本音。
もう、CD聞くのもイヤだ。
毎年、ここからが勝負。
飽きても練習すると、上手くいく。
わかっちゃいるけどねぇ。
大阪まで行ったついでに京都にも。
無駄なく(?)観劇。
京都劇場で劇団四季の「アイーダ」も観た。
実はオペラのアイーダを知っているので、
余り興味を持っていなかった。
ま、そのうち東京でもやるだろうし、その時でいいか・・・
と思っていた。
あのドラマティックなヴェルディの曲のないアイーダなんて
想像できなかったということもある。
ところが、全然、東京に来ない。
仕方ないなぁ。
ということで、大阪に行ったついでに立ち寄る事に。
前の方だけどかなり端の席。
期待しないで着席。
あれ?いいじゃない。
特にアイーダとアムネリスを初めとする女性達。
歌もダンスも心地よい。
衣裳も非常に楽しいし、装置もシンプルで最大の効果。
男性はごめんなさい。
キャストもアンサンブルも全て、私の好みには合わなかった。
男性ダンサーの場面だけは、ブロードウェイで観たい!
と思ってしまった。
歌舞伎観劇の為に久し振りに大阪へ。
とても充実した舞台をたっぷり楽しんだ。
もちろん、目的は勘三郎襲名興行。
しかし勘三郎さんが出演していない演目も
非常に楽しく、面白かった。
昼の序幕は若々しく清清しかったし、
勘三郎さんの藤娘は
「どうしたら50歳の男性があんなに可愛らしい娘になるの???」
だって、考えたら変でしょ?
襲名ならではの口上も楽しい。
沼津では、笑いの後に涙、涙。
夜の宮島のだんまり、
初めて観たのだが、今月の役者総出演!で
どこを観ていいやら困ってしまう。
前の方の席を頂いていたので、尚更、
勘三郎さんから目を離せないし・・・
前の方の席、好きだけど、後方の席で観るのもいいだろうなぁ。
大津絵道成寺は、昼の藤娘とは又、一味違う藤娘。
藤娘が踊る道成寺は不思議な感じ。
最後は野田版研ぎ辰。
野田秀樹さん演出ということで、初演から賛否両論の作品。
でも今回は再々演ということで、
一段と作品が引き締まったし、落着いた感じがした。
泣いて笑って、美しく目の保養もでき、大満足!
蜷川さんの舞台は一目見て、
「あ、蜷川さん♪」とわかる作品が多い。
さてさて歌舞伎ではどうなるのか?
ワクワク、コワゴワ観に行ってきた。
幕開き。いかにも蜷川さんらしい。
蜷川さんの舞台だぁ!と納得。
でもあとはそれほどでもない。
余り蜷川さんらしさを感じない。
歌舞伎らしさもそれほど強くない。
悪くない舞台だし、楽しかったし。
この暑い季節には、十二夜のような軽い作品はいい。
肩凝らないし、気楽で、明るいし。
でも、ここから、うるさいことを書きたい。
まず、場面転換。
何故、舞台を回しての転換しかしないのか。
時間かかって面倒。
場面転換の多い芝居なのだから転換を飽きさせたらマイナス。
毎回同じ転換ではうんざりしてしまう。
背景を描いた幕を使ったりもしているのだから、
切って落として場面変えれば早いし、目先も変わるじゃない。
落とさなくても、飛ばしたら次の装置があるのでもいい。
幕を飛ばした後にどうして回り舞台を回すのか。
回す事でしか転換しないことが非常に残念。
早く、という意味では台詞。
概ね悪くないのだけど、
言葉遊びの場面では現代的により早く、
恋を語るところは歌舞伎らしくたっぷりと
と緩急つけても良かったのに。
その点、テンポが一番良かったのが亀治郎くん。
スーパー歌舞伎で鍛えられたからかな?
とても気持ちよいテンポにも関わらず、
そのテンポなりの歌舞伎らしい間合いを感じる事ができた。
ちょっとテンポ感が重かったのが松緑くん。
声質のせいかな、キャラ作りのせいかな、
ひとり重い感じがして、ちょっと残念。
菊五郎さんは、ファンの人には申し訳ないかもしれないけど
四ノ切の狐より、今回の方が似合っている気がする。
楽しそうにしているからかもしれないけど。
左團次さんも飄々と左團次さんらしく雰囲気を出していて
役柄にハマっていて、器用だなぁ。
幕間にすれ違った人が
「どんどん変わっている・・・」
と話していた。
初演だもの、毎日毎日試行錯誤しながら練りつめているのだろう。
贔屓の役者が出ていれば私も通うだろうけど、
今回はあいにく、通って進化する様を見る予定はない。
でも、より進化させた再演があっても良いとは思っている。
主役がWキャストのミュージカル「モーツァルト!」
主役が変わるとこれ程に作品が変わるのか、
と改めて認識。
井上くんのヴォルフは爽やかスッキリ。
中川くんのヴォルフは熱い。
どちらがいいか?ということはなく、
観る人の好みによるんだろうなぁ。
ちなみに私は中川ヴォルフが好み。
あの熱さというか熱っ苦しさというか(笑)
そういう役者が好きなので、仕方ない。
中川くんのお陰で大好きな市村さんの熱い芝居も
釣り合って見えて嬉しい。
先日、M!にはハマっていない・・・と書いたけど、
中川版を観たらハマりかけてる(^^ゞ
頭の中を
コードにメロディー・・・♪
と曲がまわっている。
8月になり又、一部配役が変わる。
また舞台の雰囲気が変わるのだろうな。
楽しみだなぁ。
「モーツァルト!」の再演を観て。
初演の時は、知人から前楽(千穐楽の前日)の切符を
思いがけなく譲り受け、観に行ったのだった。
好きな舞台俳優 市村正親さんが出演しているのだが、
当時、ちょっとミュージカルから私自身が離れていた時期だったと思う。
その為か、それ程に感動した記憶もなく、
ふ~ん・・・と冷めて観た気がする。
その後、ミュージカル観劇も復活!
市村正親さんの舞台もかかさず観るように。
そうして、今年の「M!」である。
ウィーンミュージカルはどちらかというと
それ程好きな方ではない。
「エリザベート」を観た時も「エビータ」のパクリのように感じた。
今回も「M!」自体には今のところ、ハマっていない。
せっかくの生オケなのにモーツァルトの曲を生演奏しないところが
第一に気に入らない。
抜粋メドレーだったりもするけど、出来ない事ないと思う。
歌詞も聞き取れないところが多すぎて・・・疲れた。
これは席の問題かもしれない。
帝劇って席によって聞こえ方に大きなムラがあるから。
そんな中でハマったのは、
山口さんの動き。
ごめん、ファンの方。笑い堪えるの大変だった(爆)
「何故受けたか」は、ここでは書けないけど。
そしてラストの方に登場する市村さん。
あの声、ファントムの時の声に聞こえる。
懐かしいあのファントム。
そう思って観ていた私はやはりマニア?
もう、先月の話になってしまうが。
特別に思い入れのある作品というわけではないのだけど、
この舞台は、色々な理由からほぼ毎公演観ている。
そして、当然のことながら観る度に印象が変わる。
特に今回、大きく変わった。
演出が変わった為だろう。
大きくは変わっていないと思う。
まずは冒頭、舞台上で生スペインギターの演奏から始まった。
以前は無かった趣向。
これだけでスペインの空気に変わる。
途中、牢の囚われ人に役を割り振る場面がカットされたと思う。
その為か、テンポがよくなり、
一気にドン・キホーテの世界に引き込まれる。
今時のお笑いネタも盛り込んでいたのは、良いのか悪いのか・・・?
最近の風潮だとも言えるけど。
でもそれでお客の乗りが良くなるのなら
やりすぎなければいいか、と諦められる(^^)
全体に重過ぎなくなったと思うし、
観ていて重いテーマに押しつぶされそうにならなくなった。
ところで、全く個人的な感想だが・・・
幸四郎さんの台詞を聞いていて、
「あー、勘三郎襲名の時の口上の時と同じ声・・・」
口上の言葉が思い浮かんだ。
我ながらマニアすぎる・・・?!
勘三郎丈の襲名記念ワインが発売されるらしい。
欲しいなぁ、誰かプレゼントしてくれない?
だって、さすがに高すぎる(^_^;)
この記事によると
ラベルには中村屋秘蔵の「連獅子」の写真( asahi.com>マイタウン>神奈川)
ファンとしてはこれが非常に気になる。
「秘蔵」の二文字。
どんな写真なの?本当に秘蔵なの?
中味は一口でいいから、空き瓶貰えないかな?
いや、ラベルだけでも・・・
ファンなら買いなさい!って言われるかなぁ。
予約しちゃった♪
十八代目中村勘三郎襲名記念写真集
美しい方を撮影するので有名な(?)篠山紀信さんが
はるばる(いや、美しい女優さん相手なら"はるばる"でもないだろうが)
N.Y.まで出向き、炎天下の中、日陰もなさそうな場所で^_^;
撮影して下さったらしい・・・
紀信さん、有難うございますm(__)m