2006/11/27 23:38:43
最近は舞台公演ごとにブログが作られ、
公演前から稽古場風景や出演者の様子、
開幕後は本番の様子、楽屋の様子を知らせてくれることがあります。
来年の公演「スウィニー・トッド」のブログもできました。
http://hpot.jp/blog/stodd/
2025 / 05 |
≪ 2025 / 04 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 2025 / 06 ≫ |
開演前に思いがけぬ方が会いに来てくれて、
もう、ビックリ。感激
幸せ者だわ、私
と幸先の良い、はじまり。
序幕で兄弟が花道から出てきたのを観て
「こうでなくちゃ!」
それにしても勘太郎さん、お父様にますますソックリね。
義経千本桜は、落着いて
「歌舞伎っていいなぁ」
とたっぷり楽しむ事ができました。
夜の部の「俊寛」
松嶋屋さんの型を初めて観ました。
いきなり海の深みにハマっているので、
溺れるんじゃないかと心配しちゃいました
「雁のたより」も初めて。
藤十郎さんと翫雀さん、
このそっくりな親子が床机に並んで、
何やらじゃらじゃらと、楽屋落ちですが、互いを誉める褒める!
どっちがどっちの役だか区別付きにくいし、
アホらしいし、誰か止めて!って言いそうに・・・
道成寺は歌舞伎座の時とは、また違うような・・・
歌舞伎座の時は、非常に活発な白拍子って感じでしたが
今回はもっと楽しげ。
舞台はどれもこれも、満足。
唯一残念だったのは客席。
南座、顔見世、というと、華やかな客席をイメージしていましたし、
以前(何年も前ですが)来た時も、
素敵な訪問着を着こなしてらっしゃる方が大勢いて、
目の保養でした。
それが、今回は地味だったんです。
訪問着はほとんど見かけませんでした。
和服の方の多くが紬や小紋。
それも落着いた色見のものばかり。
これでは、普段の歌舞伎座の方が訪問着率高いわ。
そこだけ、なんだかガッカリ。
最近は舞台公演ごとにブログが作られ、
公演前から稽古場風景や出演者の様子、
開幕後は本番の様子、楽屋の様子を知らせてくれることがあります。
来年の公演「スウィニー・トッド」のブログもできました。
http://hpot.jp/blog/stodd/
この公演ブログって、まめに更新してもらえると
とっても楽しい時を過ごす事ができます。
写真が多いとファンにとってはとても嬉しい
最近では「ダンス・オブ・ヴァンパイア」のブログ。
幕間の日替わりイベントの様子を報告してくれたり、
楽屋の様子を動画で配信してくれたり。
もう、毎日、舞台を観ている気分
スウィニー・トッドは有名ですが、残念ながら私は未見。
来年の公演が楽しみ。
でも、殺人だと人肉パイだの、なんだかグロなのよねぇ。
耐えられるかしら。
それでも観るのは楽しみ。
初日までブログも楽しく盛り上がりますように。
開幕当初は、まだ動きも「格好つけてる」ように見えた鶴見さん。
それが、すっかり板について、様になっていて
実に格好いい。
完璧ではないチャーミングさに観てて惚れます
それも鶴見さんの姿、所作が美しいからだと思います。
動きがきれい。
立ち姿、ちょっとしたダンスのステップも
少し柔らか味のある甘さが漂う感じで好き
これからも舞台で活躍して欲しいわ。
出演してたら観に行っちゃう
市村さんファンで観に行っているのですが、
今回の市村さんは格好悪い役
役の年齢も市村さんが演ずるには、ちょっと若すぎる役。
それがちょっと残念。
でも、最後の、鹿賀さんとのナンバーは
もう、絶対、他の人では代えがききません。
この2人の為の場面です。
もう、この場面を観る為にチケット代払っているようなものです。
この場面だけでもいいから、DVDになってくれないかしら。
おまけで高田聖子さんのソロと鶴見さんのナンバーも付くと
一層、嬉しいけど
「税のしるべ」(大蔵財務協会)う税法関係のマニアック(?)な定期刊行物があります。
そこに珍しく「歌舞伎」だの「俳優」といった言葉が連なっていました。
明治時代の話だそうです。
明治時代に「雑種税」という税があったそうです。
これは「営業税」(今の事業税みたいなもの?)とともに府県の財源だったそうです。
以下は、「税のしるべ」(大蔵税務協会)平成18年10月16日の
「税の歴史 あらかると <15>(今村千文)」から要約です。
雑種税の対象は、営業税の対象とはならないもの様々で、
その中に「俳優」という項目があったそうです。
参考→税務大学校HP→租税史料 →租税史料特別展示 →平成17年度特別展示→2.営業税の登場
東京府では、俳優個々に興行主連署の上届け出させ、
俳優を5等級に区別して営業鑑札を発行、等級別に課税していたようです。
途中から東京府も面倒になったのか
鑑札や納税を取りまとめる為「東京俳優組合」を結成させ、
そこで東京府内全ての俳優・役者を管轄させたのだそうです。
この組合には取締役として頭取・副頭取を置かせ、
頭取が興行主に代って連署させられたとのこと。
頭取・副頭取の選出は選挙。
明治22(1889)年2月付の新聞に記事によると
で、この時の選挙で
頭取 九代目 市川団十郎
副頭取 五代目 尾上菊五郎
副頭取 初代 市川左團次
が選ばれたそうな。
人気投票のようだわ
しかしねぇ、雑種税って、イヤな名称よねぇ。
どこでも課税できないから「何でも集金」できる税金作ってみた、みたいで。
以前、TV放映を録画しておいた舞台
市川染五郎傾奇(かぶき)芝居おどり「不二才(ぶにせ)」
を、ようやく観る事ができました。
余り期待していなかったせいか
面白い舞台でした。
ストーリーは比較的単純。
その分、奥深く考えようと思うと、深い。
それよりも
やはり染五郎さんの動き、きれい。
ちょっと愛嬌のある表情や、良くも悪くもある媚。
あれはファンだったら、イチコロでしょ
見てて私もニヤけたもの
それから藤間紫(ゆかり)さん。
きれいだしチャーミング。
見た目も動きも。
全体の流れも、優雅だったり、笑いだったり、
様々な要素をもったエンターテインメントでした。
観てて楽しい。
カーテンコールで染五郎さんも言ってましたが
「自分が観たいものを作りました」
とのこと。
そんな感じでした。
そして
「目標はラスベガス」
なんだそうです。
うん、確かにブロードウェイでもウエストエンドでもない。
ラスベガスが似合いそう。
今度、機会あったら生舞台観たいわ。
新感線な染五郎さんばかりでなく、ね
というわけで。
昨日の記事のコメントにYUKIさんが書いて下さったけど
東宝ミュージカルの「ミス・サイゴン」
2008年再演が決定したようです。
情報元はこちら。
全キャスト、オーディションだそうです。
本当ですか?
もう、一部は決まっているのでは?
経験者とかで・・・
ま、トリプル、クワトロのキャストの追加募集ということなんでしょうね。
東宝版オリジナルキャストの市村さん、
是非是非、エンジニア出てくださいね。
いつぞや、ファンの集まりで
「車に飛び乗れなくなったりして・・・」
なんて話も出てた気もしますが、再来年ならね。
まだ、まだ、大丈夫でしょう?
でもね。
正直な話、私が一番再演して欲しいのは
ミス・サイゴンでも、レ・ミゼでもM!でもなく
「ラ・カージュ・オ・フォール」
来月、久し振りに鹿賀さんとミュージカル共演。
これってラ・カージュへの布石になりませんか?
岡田真澄さんが旅立たれてしまったので
その後任は鹿賀さんがいいと勝手に思っているんです。
ラブラブな2人、見たいわぁ。
是非。お願い。
舞台のジャンルを分けることに意味を感じない私ですが
それでもやはり便宜上、オペラ、ミュージカル、歌舞伎などジャンル名を使います。
全部まとめて舞台、というのは広すぎますものね。
で、いつも思うのは「らしさ」ってなんでしょう?
よく私が観る勘三郎さんの歌舞伎。
他の方の歌舞伎でもですが、新作ではよく
「あれは歌舞伎とは言えない」
という感想を見聞きします。
要はご覧になったその方にとって
「歌舞伎らしく」
見えなかったということなのだと思っています。
「らしく」ても「らしくなく」ても私は
心を揺り動かしてもらえれば何でもいいので、
「あー、そういわれれば"らしくない"かもねぇ」
と思うばかり。
今回参加したオペラでも演出サイドから
最後に片手をあげるように
との指示が入り、私は「へぇ~」と思い、
多くの人は「えぇっ???」と思ったようでした。
片手を挙げるという演出はオペラ「らしくない」かもしれません。
確かに「ミュージカルっぽい」演出だとも感じます。
で、ここで不図、思ったこと。
オペラはやはり「オペラ然」としていなければいけないのか?
「ミュージカルっぽく」なってはいけないものなのか?
いけないのだとしたら、何故いけないのか?
他のジャンルでもそうですけど。
例えば普通のオペラ公演でマイクを使用したら私でも
「違うでしょ」
と、言うと思います。
オペラは基本的に生の声で歌うものですから。
突き詰めていったら、何をするのがミュージカルで
何をするのがオペラなのか。
ボーダーラインは、どうやって引くのでしょう?
オペラが超えてはいけない一線は、どこにあるのでしょう?
ジャンルなんて無意味、
心を揺り動かしてくれる舞台ならルールなんていらない。
そう思っている私には、難しすぎる課題です。