2025 / 07 |
≪ 2025 / 06 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 2025 / 08 ≫ |
オペラ「トゥーランドット」合唱練習に
いよいよ本指揮(本番の公演で指揮するマエストロ)登場!
どんな指揮をなさる方か、ワクワクどきどきでした。
仕事の都合で、遅刻しての参加になってしまったのですが、
行ってみると、思ったより先に進んでいない。
非常に丁寧に細かく、でもポイントを抑えて指導して下さってる。
「こうすれば、こういう風に聞こえるようになる」
「こういう表現を求めている」
ということを、わかりやすく伝えて下さる方。
とてもわかりやすく指導して下さっているのに
なかなか実行できず手間取ってごめんなさいm(__)m
指揮も一緒に歌って下さっているから(笑)わかりやすい。
それなのに出来なくてごめんなさいm(__)mm(__)m
指揮者のその呼吸に合わせて歌えばOK(^^)v
その前に指揮だけ見て歌えるように早く暗譜!>自分
指揮者と一緒に呼吸を合わせられるかどうか、
この間合いって大切。
指揮者の間合いやテンポ感が自分が持っていないものだったりすると
もう、合わせるのが大変。
これは必死に合わせるしかないんで苦しいです(^_^;)
でも人それぞれの間合いだから、仕方ありません。
何十人もの大所帯をひとつにするのが指揮者ですから
指揮者絶対。
ひたすら私達は従うだけ。
昔、一度だけ、
オケと合唱が暴走して、指揮者が置いてきぼり・・・
という演奏会を経験したことがありますが(^^ゞ
そんなのは有ってはならないこと。
まだ数時間の稽古のみですが、
今回の指揮者の間合い、タメ具合は心地良い部類。
あとは私の慣れ、でしょうね。
なかなかにドラマティックで華やかな演奏になりそうな気がします。
私好みだわぁ♪
オペラだろうが何だろうがエンターテインメントでなくっちゃ。
一段と稽古が楽しみ。やる気、倍増!
しつこくしつこく。
みんな観に来てね!
今年の初めに購入したものは紫禁城公演のもの。
今回は20年ほど前の公演ですが、
ドミンゴのカラフです。
年初めの公演は「紫禁城」というロケーションと
イタリア語の字幕付がポイント。
けれども、そのロケーションが災いして合唱は
ほとんど動くことなくコンサート形式に近い状態。
見ても役に立ちません。
しかもペルシャの王子に笑ってしまい
助ける気を完全に失ってしまったし(^_^;)
そこで再購入。
ドミンゴも非常に素晴らしいんですが、
こちらは20年前という時代もあり
ゼッフィレッリ演出ということもあり非常に豪華な舞台。
観ていて楽しくなります。
ザッツ・エンターテインメント!です。
でも一幕目の装置や人の動きって
蜷川幸雄さんの舞台みたい(^^)
そして処刑を告げにくる役人は
鹿賀丈史さんにそっくり♪
ペルシャの王子は助けてあげたい姿だし。
(こうでなくっちゃ。感情移入できないわ)
三幕の姫の小芝居も楽しいし。
このDVD、私好みのお薦めです。
新宿区民オペラ「トゥーランドット」の稽古も
来月になるといよいよ立ち稽古に入ります。
何たって素人なんで、2ヶ月でも間に合うかどうか・・・
問題なのは来月までに暗譜できるかどうか。
今年は私個人は練習参加が非常に遅れました。
トゥーランドットは非常に合唱場面が多い作品です。
しかも小節単位で拍子と速度が変わる厄介な作品です。
と、言い訳色々で覚えるのが大変なんです。
しかも練習ではブチブチと歌うところだけを細切れにしていて
流れが全くと言って良いほどつかめません。
細切れだと、
その前のところからのつながりを覚えられません。
速度の変化を覚えられません。
そして、音を取る事のできた今、
感情を歌に乗せられません。
結局、声も出なくなってしまいます。
気が乗らなくなってしまうんですから。
仕方ないので極力CDを聴くようにしているのですが、
オペラって音の強弱・ダイナミズムが激しいので
通勤途上で聴く時は、
ボリュームから手を離せません。
スコアの「f」「p」に合わせてあげたり下げたり(^_^;)
急がしいったら!
あーでも立ち稽古が楽しみです。
立って動くと覚えられるものなんですよね。
ソリストと一緒になるとウットリ聞き惚れて
出とちったりもしますけど。
そうそう、オーケストラも苦労しているようです。
ヴィオラの方が崩れ落ちてました。
ブログを持っていらっしゃる方も何人かいて
こっそり見つけて覗いたら、
パーカッショニストさんあたりは
フルスコアを手に格闘の様子でした(笑)
銅鑼が楽しみぃ♪
楽しい舞台づくりになりますように。
森の中へ。Into The Woods。
気をつけて入っても、何が起きるか分からない。
と言いましても、一昨日観に行った舞台の話ではありません。
自分自身の話。
先日来、宣伝も兼ねて書いている出演舞台。
トゥーランドット
その楽譜は深い深~い森のようなのです。
多くの音符に速度記号、拍子記号などなど、
様々なことが書かれている楽譜。
オペラで合唱を受け持つ私達は、
歌に関する全てと、
オーケストラ代りに伴奏となるピアノの譜面のついた
いわゆる「ヴォーカルスコア」と呼ばれる楽譜を使用します。
で、その譜面に書かれている音。
トゥーランドットでは非常に複雑です。
様々なモチーフが複雑に登場しては消え、また現れる。
そして蔦のように絡まりあい、体感的な混乱を表現する。
そして2拍子から3拍子、4拍子へと小節ごとに変化を繰り返し
その度ごとにうねるように速度も緩急、予断無く変化する。
楽譜という森の中で遭難してしまいそうです。
美しい野の花のような旋律にに聞き惚れていると
複雑な音の変化という枝にぶつかり、
拍子記号という木の根に足を取られる。
鳥のさえずりのような軽やかな速度に乗っていると
突然、狼が隣に現れ、ダッシュする羽目になる・・・
そんな曲なんです(^_^;)
油断も隙もあったもんじゃない!
解決方法はただ一つ。
早く暗譜し、指揮者に惚れこんで歌う事。
でも暗譜するには複雑すぎる楽譜。
ジレンマ。
だんだん、オペラ・モードに切り替わってきました。
いい感じ、いい感じ。
このブログにも参加オペラ「トゥーランドット」のことを書いていますが、
ここに書いている以上に、
気分はオペラ・モードに切り替わってきています。
エンジンかかってます(^^)v
こうして記事書いている間も
BGMは「トゥーランドット」♪
この作品のあらすじは一言で言うと、
美しいけど心の冷たい姫を愛に目覚めさせる話。
愛に目覚めさせるのは、命を懸けて愛してくれる娘より
冷たい姫に恋した王子です。
この王子も命を懸けて姫を愛するんですが、
冷静に見ると「お決まり」とはいえ、
王子はろくな男じゃありません。
冷たい姫に一目惚れするなんて外見で人を判断しているってことですし、
言動を聞いていると、絶対自分が姫を物にする!と自信過剰。
自分の恋の為には民衆の命なんてどうなってもいい、なんて
次期国王たる身分には相応しくない身勝手さ。
そんな王子の為に命を捨てる娘も人を見る目がないですし
最後には王子を愛する姫も見る目がない。
いい方に解釈すれば、
本当はとても愛に溢れる気高い姫であることを
外見に惑わされず見抜き、
本来の姿を姫に取り戻させた素晴らしい王子
とも言えますけど(^_^;)
ま、おとぎ話、ですね。
で、私達合唱は、そんな姫や王子に一喜一憂させられ
好き勝手を言う民衆の役です。
冒頭で「殺せ!」と言った舌の根も乾かぬうちに
「助けろ!」と歌うんですもん。
その感情をどうやって自分に納得させるか、
それが今の課題のひとつ。
みんなどうやっているのかしら?