今日は東京大空襲の日でした。
当時を知っている人も、もう少なくなってきているのではないでしょうか。

私の母は東京ではありませんし、
父はまだ子供で真鶴に疎開していました。

ですが、疎開先から東京の方の空が赤くなっているのが見えたそうです。
仕事の為、東京に残っている父親、私の祖父の安否を心配したそうです。

物で読んだり、聞いたことでしか、この日のことを知りません。
焼野原と化した東京の町。
焼死体が積み重なった町。
逃げて殺された人、逃げられずにかえって生きのびた人。

まだ、寒い季節に川に飛び込んで助かった人、亡くなった人。
川にたどり着けず助かった人。

周りを取り囲むように爆撃し、外に逃げられないようにしてから
中を爆撃していったという話。
そのことに良い悪いはないでしょう。
戦争ですから。
生きるか死ぬかですから。
ヒドイ！と怒るのは違うでしょう。
日常ではない、戦時下ですから。

だから、戦ってはならないのだと思います。

日常ではなくなるから。
普通でないことが普通になることだから。
死にたくなければ、どんなことをしてでも勝たなければならない
それが戦争でしょうから。
そこにはルールも道徳もないでしょう。
人権もないのが戦争です。

そのようなことが二度とありませんように。

残念なことに地震や火山のような大自然を止めることはできません。
人間は、それに対処する方法を駆使するのみです。

ですが、戦争は止めることができるはずです。
人間の力によるものなのですから。

明日は震災から１年ですが
今日という日も忘れてはいけません。

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