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昨年、3.11に演奏会を決行したオケがあった
とNHKの番組で見ました。

スゴイな、と。

オケの事務局の人だったかな、
「安全である」
「良い演奏ができる」
「お客様が一人でもいらっしゃる」
なら、できることなら開催したいと思った
と、おっしゃっていました。

演奏会の決行の是非は賛否あるでしょう。


アマチュアですが、私は昨年の3.12に演奏会予定でした。
当然、演奏会は中止となったわけですが。

3.11、外出中だった私は、夜、一人で避難先に身を寄せていて、
「明日は、合唱歌うんだから、少しは睡眠を」
とか
「明日、合唱もオケも集まれるのかな?」
とか
「お客様はいらっしゃれるだろうか」
とか
「衣裳を取りに戻る暇がなかったら舞台に立たせてもらえないかしら」
とか
「それなら舞台袖で歌わせて欲しい」(笑)
「袖から指揮者見えるかしら?」
と、しょうもないことまで考えていました。

ともかく公演をするつもりでいました。
お客様の中には中止とは思わずにいらっしゃるかもしれない。
一人でもいらっしゃるなら、演奏を聴いて頂けるなら
こんな時だから、一層、思いを込めて歌いたい。
そんな風に思っていました。

実際には中止で実現しませんでしたけど。
そのショックは思った以上に大きく、
すぐに次には入れませんでした。
二度と歌う機会を得られないだろう曲でしたし。
ともかく次に参加予定のところの練習に行き、
物理的に次に踏み出し、前に進むことにしました。
立ち止まっていたらダメになると思ったので。


地震の翌々日も、私はある公演を観に行っていました。
昼夜、二本立てで。
震災前からの予定通り。

やはり、この時も家にいたら心がダメになると思ったので。
それは、被災地から少しは離れたところに住んでいる私の
身勝手な思いであるでしょうけれど。
主催者は、悩んだそうです。
迷ったそうです。
それでも「今、舞台に立つ自分達にできること」を考えたら
公演することしかなかったそうです。

観ていても、完全に舞台に入り込むことはできませんでした。
客席も空席が目立ちました。
それでも家に引き籠っているよりは、マシでした。


一人ひとり、思いは違います。
でも、3.11に演奏会を決行したこと、
その決断に私は拍手します。
そこで、何か心が動いたと思います。
演奏した人も、その公演に関わった全ての人も。
それが、舞台の力だと思います。

自分が出来ることを続ける
舞台の人なら舞台を。
事務屋の私は事務を。
生きるってそういうことのように思います。

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HN:
sami
性別:
女性
職業:
事務屋
趣味:
舞台・読書・動物
自己紹介:
舞台:ジャンル問わず、観るのも出るのも好き
読書:ジャンル問わず、乱読・積読
動物:ジャンル問わず、基本手足の合計4本が好き
面倒なこと嫌い
努力も嫌い