忍者ブログ
2024 / 04
≪ 2024 / 03 1 2 3 4 5 67 8 9 10 11 12 1314 15 16 17 18 19 2021 22 23 24 25 26 2728 29 30 2024 / 05 ≫

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



今月の歌舞伎座 第一部 「恐怖時代」を観ました。

この作品の歌舞伎としての上演は33年ぶりだとか。
その33年の間に歌舞伎以外では上演されています。

1985年のを私は観たことがあります。

主演 浅丘ルリ子
演出 蜷川幸雄
衣裳 辻村ジュサブロー
装置 朝倉摂
照明 吉井澄雄
効果 本間明

伊織之介 三田村邦彦
梅野 新橋耐子
お由良 蜷川有紀
玄沢 大門吾朗
大守 あおい輝彦
靱負 北村和夫
珍斎 財津一郎

今回の歌舞伎「恐怖時代」は当時とは全くイメージ違い。
1985年の公演では、血糊は使わず赤い毛糸だったかな
その分(?)腹を切り裂いて臓物を引きずりだしたり
かなり陰惨な光景に驚いたものでした。
それでも、今回より1985年の方が、はるかに色彩も美しく、
耽美で、頽廃的で、官能的で、滅びの美学だったと思います。

現代の感覚で理解できるように、と気を配った演出の影響でしょうね。
こんな頽廃的な感覚なんて、当時も今も理解されるわけがない。
この作品の登場人物は誰一人としてまともな人がいないのだもの。
人の心の裏の狂気を見せるのがこの作品でしょうに。
だから、文学になり、演劇になるんじゃないのかなぁ。

拍手[1回]

PR


この記事へコメントする








絵文字:
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字








03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
HN:
sami
性別:
女性
職業:
事務屋
趣味:
舞台・読書・動物
自己紹介:
舞台:ジャンル問わず、観るのも出るのも好き
読書:ジャンル問わず、乱読・積読
動物:ジャンル問わず、基本手足の合計4本が好き
面倒なこと嫌い
努力も嫌い