オーバーフローしている最中なんです。

やはり、何十年も経つとピアノも
オーバーフローしないといけないんだそうです。
毎年、大して弾かない割には
(というか、今、私はほとんど弾けない)
いえ、弾かないからこそ、きちんと調律してきました。
その調律師さんに勧められました。

というわけで、現在、中身+白鍵が取り外され
お持ち帰りでお手入れ中です。
珍しい姿なので記念撮影しちゃいました。
多分、二度とこんな姿になることないでしょうし。

せっかくのこの機会、ちょっとピアノを自慢させて下さい。

当時(ン十年前)、アップライトとしては一番良いものだったそうで
天然木の一枚板で木目を生かしたものです。
鍵盤は当時のことですから、当然のように象牙。

ですから、そういったものはそのままずっと使用可能。
中のフエルトを交換するくらいで済みそうだとか。
で、調律師さんから
良いピアノで、今、こんなピアノはなかなか作れない。
オーバーフローも大したことなく済むはずなので
せっかくだからやりませんか？
と勧めて頂いたといういきさつ。
勧めが無かったら思いもつかなかったわ。

これを気に音取りだけでなく、また弾こうかしら。
でも、その為には気の遠くなるような練習が必要・・・

子供の頃は、情緒も感性も心も育っていないから理解できず
全然面白くなく感じる曲を、ただ技術習得の為に弾いていたように思います。
それが今では私も少しは大人になったので
表現したい気持ちの方が大きい・・・でも、技術がなく、
練習していないブランクの為、指も動かず・・・
ジレンマです。

でも、どうなんでしょうね。
うんざりする練習を続けていたら、
音楽の楽しさを今ほど味わえるようになっていたかどうか。
舞台を観る方に夢中になることができたからこそ
音楽の楽しさ、表現する楽しさを感じられるようになったのかも。

さて、今後、辛い？でも楽しくなるための練習を再開するか否か。
う～ん、忍耐力に欠ける私には難しい選択だわ。

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