2008/01/02 23:54:25
今年の初芝居もここ数年恒例の浅草です。
第1部、第2部通して拝見してきました。
この浅草歌舞伎も今のメンバーで公演するようになって
8年目になるのだそうです。
最初の時は若い彼らが大きなお役を演ずるのに
本人達の緊張が客席にも伝わり、
こちらも緊張しながら疲れきって拝見しました。
もう、親戚のオバサン状態です。
それが8年目にもなりますと、こちらは緊張しません。
安心して観ていられます。
大きなお役でも、それほど心配しません。
若々しいよい舞台です。
今年は「吃又」「お富与三郎」が良かったですねぇ。
「吃又」は亀治郎さんと勘太郎くんが良い夫婦。
夫婦の姿がよく見える舞台でした。
若い方が演じると上手下手とは別に基本通りになさるからか、
(二人ともお上手でしたよ)
かえって本来の役の姿が見える気がします。
今迄に何回も観た舞台であっても
改めて気づく事があったり。
お富さんも若くて(笑)キレイ。
玉三郎さんや時蔵さんの時のように出てきてジワ・・・とはいかないのは
まだ仕方の無い事。
それでもキチンとしていて、好感。
基本が出来ていれば雰囲気とか空気感は年齢と共に出てくるでしょう。
何年か後にまた観てみたい舞台です。
それにしても舞台で皆さん緊張したでしょうねぇ。
初日ということもありますし、
客席の後ろの方には指導なさった仁左衛門さん、玉三郎さん、勘三郎さんが
見守っていらしたんですもの。
お三方とも今月はお休みだったのね。
ちらっと拝見したお三方が客席に並んで知る姿、
滅多にお目にかかれない良い景色(^^)v
舞台も客席も楽しんだ初芝居でした。
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