2007/07/20 09:31:33
New Yorkといえば。
今、ブロードウエイで「コーラス・ライン」が再演とか。
「コーラス・ライン」は私がミュージカルを見始めた頃、
もっと言えば、観劇初心者の頃に出会った作品です。
劇団四季でした。
当時は浜畑賢吉さんが演出家。
飯野おさみさん、市村正親さん、久野綾希子さん、前田美波里さん・・・
その他大勢が、その他大勢でない作品。
まだ舞台というものを、演劇、芝居の世界を全く知らなかった私は
圧倒されただけでした。
もの凄くシビアな世界。
自分から喰らいついて命がけで掴み続けないと生きていけない世界。
「出来ない」「休みたい」と言った時点で脱落する世界。
容赦ない弱肉強食。
まだまだ純粋だった(?)私の仕事に対する姿勢の原点が
この時作られてしまった感があります。
就職試験の時、会場へ行く道すがら頭の中では
「この仕事がどうか、取れますように・・・」
「手に入れたい!この仕事!」
って歌ってました。
数年前、久し振りに劇団四季で「コーラス・ライン」を見た時、
若い頃見て感じたようなハングリーさを舞台から感じることはありませんでした。
俳優の世代が変ったからなのか、
はたまた私が年を経たからなのか・・・・。
何にしても、物足りなく感じてしまいました。
さてさて、今、ブロードウェイで上演している「コーラス・ライン」
どうなんでしょうね。
やはり違って見えるのでしょうか。
新たな作品として息づいているのでしょうか。
それとも変らずともパワーを秘めているのでしょうか。
観たい思い半分。
ガッカリしたくない思い半分。
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