そう思ってみれば楽しい舞台。
松尾ワールド"全開"ではなく"４分の３開"くらいかしら。
松尾さんの舞台、余り観た事ないのでよくわからないけど。

コクーンで観た時も
「松尾さんにはコクーンって大きすぎるかも」
と思ったのが、今回は青山劇場です。
「とてつもなく大きすぎる」
というのが印象。

そして舞台上のキャバレーは決してドイツ、ベルリンではなく
日本のどこかのショーを見せる店。
思い切り日本でした。

歌詞も英語のままなところもあったのですが
思い切りカタカナ英語。
あれってわざとよね？

台詞や動きは松尾さんのまんま。
その為、ミュージカル好きがよく知っているキャバレーとは
全く異なる作品、コメディーのようになっていました。

それでも、重たいテーマのラスト。
それまでの軽さが残ったままなので中途半端。
結局、松尾さん、どうしたかったんですか？

でも最初に書いたとおり
「松尾スズキのキャバレー」と思って観れば、
それなりに楽しい作品。
しかし、印象に残っているのは阿部サダヲさんだけなのよねぇ。
白くて少しブチのある猫が舞台の上で飛び跳ねてるみたいで(爆)
見た目が可愛かったぁ。内容なんてどうでもいいもん。
阿部サダヲ＝猫好きキラーです。

森山未来さんは見事な飛び蹴りと、ほんの少し見せてくれたダンス。
意外と上手だった秋山さんの歌。
あとはそれくらいしか印象に残っていないのよねぇ。

ま、いっか。

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