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Wikiなどで見ると「ウエスト・サイド物語」とありますけど。
その来日公演、新劇場「シアター・オーブ」で視てきました。

実は私はこの話自体は嫌いです。
「ロミオとジュリエット」も嫌いです。
ようは、そういう話が嫌いなんです。
若い、若すぎる男女の話だから、
一目ぼれして夢中になって突っ走ってしまった話だから
といっても、行き違い、思い込み、多すぎ(-_-)

と私はロマンのかけらも持たない。

でも、「ウエスト・サイド・ストーリー(以下、WSS)」の舞台版の音楽、ダンスは大好きです。
美しいし、格好いい。
映画版は苦手です。

今まで、劇団四季の、来日もののステージをいくつか、と
WSSを何回も観てきました。
そのどれも、何か、欠けていたり、ずれていたりで、好きな舞台ではありませんでした。
ダンスが良くても、歌がダメとか
歌がきれいでも芝居になっていないとか、踊れていないとか。

今回も全く期待せず。
しかも、古典となっているこの作品を、
何故、今、こけら落としに?????
という思い。

ところが、良い方にビックリ。
私にとって、今までで1番のWSSでした。

登場人物一人ひとりの人生、感情が声にありました。
芝居がしっかりしているのでしょうね。

元々の演出と変えているところもいくつかありましたが
取ってつけたような場面だったところが意味の深い場面となっていました。
シャークスの台詞の一部がスペイン語なのも、
ジェッツとの対比がはっきりして、耳触りも良い感じ。

また、クラプキ巡査の歌、あんな下品な表現、初めて見ました。
「おいおい(^_^;)」と思いましたけど
あの場面のメッセージがしっかりと伝わりました。

今まで私が見てきたものは、なんてオブラートにくるんで、
靄の中に大切なもの隠してきていたのかしら。

今回、初めてWSSの本当の意味が見えた気がしました。
トニー、マリアの悲恋なんてその中のほんのひとかけらに過ぎない。
古典であっても、今も変わらぬ現実であること、
何も古びていないこと、
今だからWSSなのだということを感じました。

ありがとう。WSS。

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舞台:ジャンル問わず、観るのも出るのも好き
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