時々、「波乱万丈な人生」「つらいことばかりの人生」と
自分の半生を顧みて表現する人がいます。
たいていは、そのあとに
「でも、今は」
と前向きな発言が続くんですけど。

読んで思うのは
「波乱万丈」だと思い、「つらいことばかり」と感じるのは
とても主観的なことかもしれないということ。

同じ人生を過ごしても、他の人だったら「普通」に感じるかもしれません。
普通の人生のつもりでも、他の人には「波乱万丈」に見えるかもしれません。

自分が感じていることは、全て自分自身が作り出している
そんなものなのかもしれません。
よく言われる「気の持ちよう」。

それなら、「面白いことの多い人生」「やりがいのある人生」にしたいもんです。
楽しいもの。
元気になるもの。
ま、もっとも私はとても有難いことに自分の今までを
「波乱万丈」とも「つらいことばかり」とも思ったことはありませんが。
思ったことがないので、そのことを「有難い」と認識することも少なかったり…。

思い返すとイヤなこともありましたし、
ショックなこともありましたし、
でも、それが「つらいこと」や「波乱万丈なこと」とは思えないし。

この自分の「波乱万丈」「つらいこと」の感覚の基準は
世間一般から見ると、平均なのか、それともどちらかに傾いているのか
そこが一番気になりますけど。

最初に書いたように主観的なものでしたら、基準自体がないですよねぇ。
絶対的なものでなく相対的なものになってしまうもの。

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