父は「終戦記念日」とは言いません。
「敗戦記念日」と言います。

戦争が終わったんじゃない。
日本が戦争で負けた日なんだ、と。

母の家は地元の名士とでもいうのでしょうか、
そういうような家だったこともあり、
皆が食べ物を持ってきてくれたりして
戦時中も戦後も、食べ物に困ったことがなかったそうです。

父は都会で疎開もし、１つの卵を兄弟姉妹で分け合う
そんな生活をしていたそうです。
畑しているすぐ横に爆弾も落ちたとか。

父は戦争が起きたら理屈は通らないと私に話します。
良い悪いだの正義だの、そういうことより
まず生きのびることを考えなければならない。

そう話します。

そのせいかしら
と思います。私の好みの男性は
「どんな状況下であろうと生き抜こうと最善を尽くす人」

今どき、いなさそうなタイプです(^^)

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