まず、秘密保持ということと個人情報保護は別物なんだそうな。
「個人情報」は"秘密"なこととは限らない。
個人を特定できたら「個人情報」
例え、それが公表されていて公知の事実であっても「個人情報」
だから「氏名」が出てたら、それだけで「個人情報」になる。

男性 年齢30歳 趣味はサッカー

これは「個人情報」ではない。

鈴木太郎 年齢30歳

これは有名人であっても「個人情報」になるらしい。

だから、名刺は「個人情報」
机の上に人の名刺を出しっぱなしにしてはいけない。

メールアドレスも、会社のものとかだと
氏名＠会社名.co.jp
になっていたりする。
これで特定の人の勤務先がわかるから「個人情報」

会社でも社員番号の羅列だけでは、ただの数字。
でも社員名が付くと「個人情報」

会社の代表者の氏名や住所は登記簿見たら誰でも見ることが出来る。
そんな場合でも、代表者の名前や住所は個人情報に該当する。

というわけで、ありとあらゆるものが「個人情報」。

時々、知人が私に
「○○さんに連絡先聞かれたから教えといた」
と言われることがある。
これは個人情報の漏洩である。
たいていの場合は知られても問題ないのだけど、
断り無く、教えられることには非常に抵抗がある。
勿論、問題ない相手だから教えるのだろうけど、
「この人は誰にでも私の連絡先を平気で教えるのでは？」
という猜疑心が芽生える。

また気軽に「○○さんの連絡先教えて」と聞かれることもある。
この場合も聞いてくる人は悪気も何もないのだけど、やはり
「この人は聞かれたら平気で教えちゃうんだろうな」
と不安にかられる。

神経質かもしれないけど、
以前、知られたくない知人に自分の連絡先が伝わり
不愉快な思いをしたトラウマなのだ。
その時、私の連絡先を教えた人は、教えたという報告すらくれなかった。
嫌がらせか？(笑)
連絡先を知らないはずの人から連絡が来る気味の悪さ。
「なんで知っているの？」と不安になる。

連絡先を尋ねられた場合、私はたいてい、
「勝手に教えたくないから先方から連絡させるね。
あなたの連絡先を先方に伝えていい？」
と尋ねる。
自分の連絡先も教えず、人の連絡先だけ知りたい
なんて図々しい輩には取次ぎだってしたくないのだ。

そうしていても、気づかずどこかで
誰かの個人情報を漏洩していないとも限らない。
こんな情報の溢れている世の中だからこそ、
うっかり知人の「個人情報」を晒してしまわないように、
また自分の「個人情報」も自ら晒してしまわないように。

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