久し振りに、本当に久し振りに大型書店に行きました。

最近はネット通販ばかりで、
ゆっくり書店に行くことはなくなっていました。
通り道に書店があると、ちょっと、ささっと寄ることはありますけど。
行かなくても欲しい本が手に入りますから。

それでも久し振りに自分の目で本をゆっくり眺めて
手に取って相性を確認し
本に呼び止められる楽しみを味わいたくて、
時間のできた今日、立ち寄ってみました。

いつも大型書店に行くと
片端からあらゆる本棚の間を巡り歩きます。
とても興味のある分野も、全くちんぷんかんぷんの分野も。
書籍を探す
と言うより、
書籍に呼び止められる
為に。

呼び止めてくれた本を手にし、
本当に連れて帰る本なのか確認し、
違えば棚に戻し、連れ帰るなら
そのまま手にして、次の本と出会いに行きます。

そうこうしているうちに、１～２時間が過ぎ、
何冊も抱えた腕は痛くなり、
脚も歩けないほど疲れた頃、レジに向かいます。

と言うのがパターン。
でした！

でした！と敢えて書くのは
今日は違ったから。

片端から見て回ったのはいつもと同じ。
ところが、１時間以上歩いても、連れて帰る本は
薄い文庫本１冊。

なんてことでしょう！
もう、ガッカリ。
つまりません。
何の出会いもないなんて。

その１冊も結局、元の棚に帰ってもらいました。
だって、レジに10人位並んでいたんですもの。
文庫１冊に並べる人数ではありません。

結局、閉店間際の書店を手ぶらで出てきました。

何で書店って、こんな悲しいところになってしまったのかしら。

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